WorkTimeの概要
WorkTimeは、サーバに記録されたログオン/ログオフ情報を利用し、個人別に1か月分の勤怠データ(出勤時刻/退勤時刻)を作成する製品です。 企業が導入しているタイムカード情報とは異なり、サーバのログオンログオフ情報の履歴から作成される勤怠データです。勤務実態の把握に役立ちます。
WorkTimeはALogのオプション製品であり、ALog製品本体をインストールすることで、WorkTimeも同時にインストールされます。 管理や設定変更は、ALogのWebコンソールからできます。
WorkTimeではCSVやExcelのファイル形式で勤怠データを自動出力することができます。また、ALogのWebコンソール上からも結果を確認できます。
複数ユーザーの1か月の残業時間等をまとめて確認できます。
(Webコンソール) | (ファイル出力) |
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毎日のCSV出力ファイルを後続システムに送ることもできます。
端末別はwebコンソールからの確認は出来ません。
例えば、上記のファイル出力結果からは、以下のことが確認できます。
ALogのオプション製品であるWorkTimeを使用する場合、WorkTime用のライセンスが必要です。
また、監査対象とするシステムから処理の基データとなるアクセスログを生成するためにALogライセンスも必要となります。
1. WorkTime用のライセンス
2. 監査対象システムから基データとなるアクセスログを生成するために必要なALogライセンス
想定されるケース | 必要なライセンスキー |
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AD認証のログオン/ログオフ履歴から勤怠データを作成したい | ALog ConVerter for Windows Advanced Edisionのライセンスキー |
特定システムのログインログアウト記録から勤怠データを作成したい | ALog EVAのライセンスキー |
ALogは、生ログ(イベントログやシステムログ等)を収集してアクセスログに変換します。
次に変換したアクセスログを検索用DBにインポートします。
WorkTimeは、検索用DBにインポートされたデータを利用します。
ログオン情報とログオフ情報を特定し、ユーザー毎に「その日の最初のログオン=出勤時間」、「その日の最後のログオフ=退勤時間」とみなして情報を抽出します。
抽出した情報を基に勤怠データを作ります。
ALog ConVerter V8以降をインストールする |
WorkTime用ライセンスを適用する |
出勤/退勤を示すログが生ログに記録されている (例) Windowsであれば出社/退社時にクライアントPCでログオン/ログオフ(シャットダウンを含む)が行われている |
出勤/退勤を示すログが記録されるサーバを対象サーバとしてALogに登録し、収集、変換処理が正常動作している |
インポートタスクが有効化されており、検索用データベースに出勤/退勤を示すアクセスログがインポートされている ([管理]-[データベース]-[アクセスログのインポート]設定が「する」になっている) |
ケース:ログ種別「ログオン/ログオフログ(スクリプト)」で作成したい
時刻 | ユーザー | サーバ | 対象 | 操作 | 詳細 |
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2017/05/27 17:48:00.233 | Domain\Kawasaki | DC001 | CLPC001 [169.254.123.159] |
LOGON | ClientIP:169.254.123.159 ClientName: CLPC001 Count:1 LogonType:Script |
2017/05/27 17:48:00.909 | Domain\Kawasaki | DC001 | CLPC001 [169.254.123.159] |
LOGOFF | ClientIP:169.254.123.159 ClientName: CLPC001 Count:1 LogonType:Script |
ALogEVAの場合
ケース:ログオン/ログオフなど出勤/退勤とみなすことのできるログで勤怠データを作成したい
ALog EVAの場合、対象とするログのマッピング設定次第でアクセスログの形式が異なります。
6/1は自宅から「CLI10-M-031」という端末でアクセスしている
6/3は、会社の端末「CLI10-P-005」で業務をし、18:32に退社、帰宅後「CLI10-M-031」という端末で19:12~22:55まで時間外労働をしている